新型コロナウイルスの今までの流行状況からすると、今後も人類は新型コロナウイルスと共存していかなければならない可能性が高いと思われます。ではどうなれば新型コロナは怖い病気でなくなるのでしょうか?
一つの仮定ですが、新型コロナをインフルエンザのような存在にできないでしょうか?多くの人がワクチンを射つ事によって感染しにくく、そして重症化も防ぐ(変異に対し何度も射つ)。短時間で診断がつき、しかも精度の高い検査が開発される。そして診断がつけばその時点ですぐに抗新型コロナウイルス薬を内服する(開発中)。かかった人は10日間安静を保ち他の人との接触を避ける。
もしこういう事が可能になれば、重症例を除けば新型コロナもインフルエンザと同じような存在に出来るかもしれません。現在は入院が必要な重症例に対しては一定の治療方針が示されるようになってきています。しかし一方で軽症と診断され、自宅やホテルで待機する患者さんへは有効な治療法はありません。これが、診断がすぐについて、しかも診断後早期に内服すればウイルスの増殖を抑えられるような薬を飲む事が出来たら・・。
マスク着用や大勢の人が集まらないといった感染予防は有効でこれからも大事である事には変わりはありませんが、一方で流行を抑え、人々が普通の生活を送れるようになるための決定打にはなりえていません。変異株へも有効なワクチン及びすぐに飲める内服薬などの開発が待たれます。人々に我慢を強いるだけではない方法を期待します。
※どんどん状況・情報は変化しています。現在オミクロン株が増加中で、オミクロン株はデルタ株と比べ潜伏期間が短く感染力が強いと言われています。日本はワクチン開発国と比べ、ワクチン接種は遅れました。しかし、逆に他のワクチン接種先行国の動向を見る事が出来ます。一つ言えるのはコロナワクチンはデルタ株など、以前主流だったコロナウイルスに対し有効ですが、2回注射してから時間が経つとオミクロン株への効果は低下し、マスクを着用せず大勢の人の接触・集中があった場合再度流行してしまうという事です。現在日本はまだ緊急事態宣言を出すほど流行していません。この時期に3回目のワクチン接種を国民の多くが済ませられるかどうかが分水嶺になると思われます。もしそれが出来れば、オミクロン株の流行を抑え込めた稀有な国になるかも知れませんね。
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