年賀状

日本は四季がはっきりしているのが大きな魅力だと思っていますが、急激な気温の変化は体調を崩す原因になる事があり患者さんにとっては注意が必要です。

さて多くの人がそう感じていると思いますが、歳をとると1年がびっくりするぐらい早く過ぎていきます。この間お中元を頼んだと思ったらもうお歳暮の案内が届いて驚く、といった感じです。そして年末に欠かせないのが年賀状の作成です。今年もその時期がやってきました。

年賀状はほぼ出さない人もいればたくさん出す人もいると思いますが、私は仕事柄かなりの枚数の年賀状を出します。そしてそもそも毎年やっているのに年賀状の宛名印刷が苦手です。古い住所録を間違えて使って印刷してしまったり、印刷も途中でずれたりするので余分にハガキが必要だったり、出来る人にはなんて事はない作業が私にとってはすごくストレスを伴うのです。そしてただ印字された年賀状ではもらった方も味気ないだろうと思って一言添えるのですが、何せ枚数が多いのでかなり苦痛なのです。あまりにも苦痛なので10年ぐらい前からスタッフには「ごめん、俺には年賀状を出さなくていいよ。もしもらっても返事を出さないけど許してね」と宣言してスタッフの分はかなり減ったのですが、それでも友人、知人、お世話になっている先生方など、少なくない枚数ですのでやはりつらいのです。「いっそ全部やめたろか!」と思った事も一度や二度ではないのですが、小心者の私にとって、年賀状を送ってくれた人に対して自分が出さない事の方が「ああ、悪い事をしてしまった・・」と更にストレスを感じてしまうのでやめる事が出来ません。こう思っているのは私だけではないハズなのですが、「やめとく?」とお互いに確認する訳にもいかないので、延々出し続けの状態が継続するのではないのでしょうか。書いたら書いたでその人の事を思い出したりするので年賀状は良い文化だと思いますが、一方で「今年こそは飲みに行きましょう!」などと書き続けてもう何年も会っていない人も少なくなくそれもなんだかなあ、と思ってしまいます。

とは言いながらもTVで嵐のCMを見ながら、「今年もJP(郵便局)の思うツボやなぁ」と思いながら結局年賀状を書き上げました。でもちゃんと1月1日に着くように早めに仕上げたのは自分で褒めてあげたいです!(他の病院への年賀状は諸事情から遅れる時があります、念の為)

 

今年は大変な一年になりました。阪神淡路大震災を現場で経験した時も「世の中こんな事が起こるんや・・」と思いましたが、今年もまさにそんな気持ちです。ただ、みんなで力を合わせてこの困難を乗り越えていかないといけないですね。

皆さんのご多幸をお祈りしています。

来年もよろしくお願い致します。


西原クリニック 上新庄駅
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